足つぼで整う!女性のからだと足裏の密接な関係性。

実は足裏やふくらはぎは子宮との繋がりが強く、妊娠時は周期によって圧して良い時と悪い時があるほどです。
冷え性、生理不順、更年期障害など、女性特有の症状でお悩みの方は、ぜひ本記事をご一読ください。
目次
- ○ 足つぼの前に知っておきたい女性のカラダと体内周期
- ・女性特有の臓器とホルモン
- ・足つぼにも反映する体内周期
- ○ 足つぼが女性におすすめな理由
- ・足つぼと子宮が繋がる道とは?
- ・女性に大事な足つぼの場所
- ○ 最後に
足つぼの前に知っておきたい女性のカラダと体内周期
東洋医学の文献『黄帝内経(こうていだいけい)』には、女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢時に
体に変化が起こると言われています。
これは『腎気(じんき)』という、泌尿器系や内分泌系(ホルモン)に着目した見方です。
女性のからだはどうなっているのか、知っているようで知らない内側を解説いたします。
女性特有の臓器とホルモン
女性特有の臓器として、「乳房」「子宮」「卵巣」があります。
特に卵巣では、2種類の「女性ホルモン」がつくられています。
①エストロゲン(卵胞ホルモン)・・・妊娠の準備、女性らしいからだ作り
・子宮内膜を厚くして妊娠に備える
・乳房の発育や丸みのあるからだをつくる
・骨量の維持
・肌のツヤ、潤いを保つ
・自律神経の安定
・血管系や脂質代謝を健康に保つ
②プロゲステロン(黄体ホルモン)・・・妊娠の維持
・子宮内膜を柔らかくして妊娠しやすい状態にする
・水分や栄養の保持
・体温上昇
・食欲増進
女性の体内ではおおよそ月に1回の周期で、これらのホルモンの分泌量の増減がおこっています。
特に①エストロゲンの分泌量の変化はからだへの影響が大きく、月経不順や月経困難症、
分泌が減少すると更年期障害とよばれる様々な症状が起こりやすいといわれています。
足つぼにも反映する体内周期
月経周期(月経から次の月経までの日数)は25~38日が正常範囲といわれています。
この間の体内は大きく4つの期間に分かれています。
・卵胞期・・・エストロゲンの分泌量増加、子宮内膜が厚くなる
↓
・排卵期・・・エストロゲンの分泌量最大、卵子の放出
↓
・黄体期・・・排卵後の卵胞が黄体に変化しプロゲステロンを分泌
受精卵が着床しやすい状態(基礎体温も上昇)
↓
・月経 ・・・(妊娠不成立の場合)子宮内膜がはがれ落ち、月経として体外に排出
これらの周期は精神面にも影響が大きく、陰陽でいうならば
卵胞期〜排卵期:陽(エストロゲンの分泌増加による気持ちの安定)
黄体期〜月経中:陰(プロゲステロン分泌増加による不安定感、イライラ、憂鬱)
とイメージして頂くと良いでしょう。
特に黄体期は体内に水分を溜め込みやすい状態でもあり、足の冷えやむくみがでやすくなります。
足つぼが女性におすすめな理由
ホルモンバランスの関係により、女性の体温は周期的に変動しています。
女性は筋肉量が少ないことに加え、ダイエット目的での栄養バランスの偏り、貧血、
過度なストレスによる自律神経の乱れ によって毛細血管が縮まり、末端が冷えやすくなってしまいます。
対処と予防ができる足つぼマッサージと体内循環の仕組みをご説明いたします。
足つぼと子宮が繋がる道とは?
酸素や栄養素を運ぶ役目を担う血液は常に体内を循環しており、流れる方向は決まっています。
東洋医学の概念には経絡(けいらく)という、気(=エネルギー)・血が体内をめぐる時に通る道があります。
その中でも特に足の内側には、
肝・腎・脾 といった血液の貯蔵・量の調節・運搬、冷えやむくみに関係する水分バランスの調整
に関わる重要な経絡が末端(足先)から中心(体幹) の方向で流れています。
『三陰交(さんいんこう)』 というツボは、
ふくらはぎの内側・内くるぶしから上に指4本分程の骨の際
にあり、肝・腎・脾 の経絡が交わる場所とされ、婦人科疾患に対する重要穴です。
故に、足裏の反射区やふくらはぎをマッサージしてほぐす外からの刺激によって、
内側の臓器や細胞が活性化・安定していき、不調の要因となるホルモンバランスが整うリズムができてくるのです。
女性に大事な足つぼの場所
女性の生殖器と深く関係している大まかな足の場所は、
卵巣・・・足首の外側
子宮・・・足首の内側
生殖器・・・かかと
になります。
最初は痛くても、毎日2〜3分だけでもマッサージすることでその感じ方には変化が訪れます。
最後に
女性の体調と密接に関わる女性ホルモンと足つぼについて解説いたしました。
末端の冷えや凝りを解消することが、からだを健全に保つ最短の道であると思います。
ご自身のお身体にお悩みのある方は、体質改善の一要素としてどうぞお役立てください。