40代女性の肩こりの原因は様々です。その対処法についてもご紹介!

マッサージや鍼灸で症状が一時的に解消しても、数日経てばまた戻ってしまう…
その様な体験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
原因を見極めることで、ご自身のタイプに見合った改善方法と対処法もわかります。
今回はそういった内容を踏まえた上で、「肩こり」に関してより詳しく情報をお伝えいたします。
目次
- ○ 40代女性の体質の変化とは?
- ・肉体的な変化
- ・精神的な変化
- ○ 40代女性の肩こり原因4タイプ
- ・筋肉・眼精疲労タイプ
- ・運動不足・冷え性タイプ
- ・ストレスタイプ
- ・女性ホルモン減少タイプ
- ○ [タイプ別]40代女性の肩こり解消法
- ・首まわり運動[筋肉・眼精疲労タイプ]
- ・ウォーキング・筋トレ[運動不足・冷え性タイプ]
- ・アロマ・音楽・声を出す[ストレスタイプ]
- ・体のリズムを把握する[女性ホルモン減少タイプ]
- ○ まとめ
40代女性の体質の変化とは?
40代の女性は、大抵の方々が何かしらの身体の不調を感じています。
症状としては「肩こり」「疲れやすい」が多く、「腰痛」「目の疲れ」なども上位を占めています。
20〜30代の頃と40代ではどのように体質が変わってくるのか、具体的に見てみましょう。
肉体的な変化
40代になると、徐々に内臓機能が衰えてきます。
じっとしている状態で消費されるエネルギーのことを「基礎代謝」と言いますが、
その大半を担っている内臓機能の衰えにより、基礎代謝も低下します。
また、運動する機会がないと筋肉量も減少するため、血行不足にもなりやすく、
疲れやコリの症状がでやすくなります。
精神的な変化
「エストロゲン」という女性ホルモンがあります。
これは女性の身体だけでなく、精神面にも大きな影響を及ぼします。
40代以降、このホルモンが減少していく事で自律神経のバランスが乱れ、
ストレスを感じやすい、イライラ、不安、落ち込み
といったネガティブな感情が起こりやすくもなります。
40代女性の肩こり原因4タイプ
肩こりは血行が悪くなり筋肉が固くなることで起こる症状です。
ただ、そうなる原因は様々であり、それが分からないと根本的な解消にはなりません。
4つのタイプ別にご紹介しますので、ご自身にあてはまるものを見つけてみてください。
筋肉・眼精疲労タイプ
デスクワークで同じ姿勢、パソコンやスマートフォンの長時間の使用が続くと、
筋肉が過度の緊張状態となる為、凝り固まってしまいます。
運動不足・冷え性タイプ
運動量の低下は筋肉量が減るだけでなく、血液やリンパの循環も滞らせる原因となります。
血液は酸素や栄養を細胞に行き渡らせ細胞を活性化させ、リンパは老廃物や細菌の排出を担っています。
これらの循環がスムーズにいかなくなると、肩回りの血流が阻害され肩こりを引き起こします。
ストレスタイプ
精神的なストレスを感じると、本能的に身体を守ろうとして全身に力が入ってしまう為、
筋肉が緊張状態になります。
食欲とも関係が強いので、ストレスによって食欲不信もしくは過食が続く事で胃腸や肝臓の不調が肩こりを誘発することにもつながります。
女性ホルモン減少タイプ
前述した女性ホルモン(エストロゲン)の減少でも、血流の悪化によって肩こりは起こります。
この場合は、同時に
ほてり、めまい、動悸、不眠、のぼせ
といったいった更年期障害のような身体の変化も感じることが多いと言われています。
[タイプ別]40代女性の肩こり解消法
筋肉疲労による肩こりはマッサージや鍼灸はとても効果的です。
(※筋肉疲労には特にスウェディッシュマッサージがおススメです!)
ただ、主な原因が他にある場合は一時的な緩みにしかならない事もあります。
原因改善につながりやすい解消法をご紹介いたします。
首まわり運動[筋肉・眼精疲労タイプ]
筋肉疲労や眼精疲労タイプの場合は、ストレッチなどで緊張状態の筋肉を伸ばすことが大事です。
背伸びの他、首を
すくめる・まわす・前と横に倒す(約10秒ずつ)
といった首まわり運動で、固くなりがちな筋肉を動かしてみてください。
ウォーキング・筋トレ[運動不足・冷え性タイプ]
運動不足・冷え性タイプの場合は、筋肉量を増やすことで肩こり改善が見込めます。
ウォーキングは全身運動になります。
特に筋トレに関しては、例えば掃除をする際に雑巾がけで背中や二の腕を動かすことでも
上半身の筋肉が刺激され、血流が良くなります。
アロマ・音楽・声を出す[ストレスタイプ]
ストレスタイプの場合は、必要以上に力んでしまっている身体の緊張を緩ませることが改善につながります。
五感の中でも特に嗅覚は脳疲労の解消と深く関わっており、その中でも植物由来のアロマの香りはダイレクトに脳へと伝わる為、お好みの香りを嗅ぐだけで緊張緩和に効果を発揮します。
体のリズムを把握する[女性ホルモン減少タイプ]
女性ホルモン減少タイプの方は、生理周期の変調を把握してその時々での対処法を組み合わせることが大切です。
東洋医学の観点からでは、『気血水』の乱れが大きく関係していると言われており、
指圧、マッサージ、鍼灸などの施術以外にも、
入浴や腹部〜下半身を温めて冷やさないようにする、漢方薬を取り入れる
など、状態を緩和できるように取り入れてみてください。
まとめ
40代女性の肩こりの原因となるタイプとそれぞれの対処法について解説いたしました。
“女性は7年周期で節目を迎える”
と言われている様に、42歳、49歳と40代ではその節目が2回訪れる年代です。
公私共にエネルギッシュに活躍できる時である一方で、日々の身体の疲れも蓄積されやすくなります。
今一度ご自身のお身体を見直すご参考になれば幸いです。
読んで頂きありがとうございました。