指圧でほぐす事で身体が軽くなる根拠は“コレ”だった!

結論、指圧でほぐすと身体は軽くなるのです。
なぜかというとまず、一定のリズムで指圧を全身に施すと、身体はほぐれ、温まるからです。
その根拠は、筋緊張の緩和や血流改善以外にも、ストレスや炎症に反応する物質を減少させ、免疫力と回復力の強化につながるからです。
外傷は治癒していく段階が目に見えてわかりますが、体内の状態はわからない事が多いと思います。
今回は、そうした目に見えないところに意識を向けて、より気持ちよく施術を受けて頂ける様に、指圧と身体の仕組みを解説いたします。
目次
- ○ 指圧でほぐすと体内はどう変化する?
- ・免疫細胞は血中にあります
- ・免疫細胞はどう働く?
- ○ 指圧でほぐすと体内掃除になる?
- ・筋肉と血行の相互関係
- ・【実例】継続的にほぐす事で起こる身体の変化
- ○ 指圧でほぐす事で身体が軽くなることは明白だった!
指圧でほぐすと体内はどう変化する?
指圧は『圧して・抜く』を一動作としています。
【指圧の三原則】という手法を基に施術を行う事で、点と点を繋いで全身に働きかけて不調な状態を改善していきます。
自然治癒力を高める事が最終地点であることにかわりはありませんが、今回はそれと深い関わりがある免疫細胞の種類と特性をご紹介いたします。
免疫細胞は血中にあります
体内を循環する血液は、大まかに言うと『細胞成分』と『血漿(けっしょう)成分』の2種類で構成されています。
細胞成分の内訳は
・血液(体中へ酸素を運ぶ) ・・・96%
・血小板(血液を固まらせ傷を修復する)・・・ 1%
・白血球(免疫細胞) ・・・ 3%
となっており、今回着目する白血球は更に
単球、好中球、好酸球、好塩基球、T細胞、B細胞、NK細胞の7種類に分類されます。
免疫細胞はどう働く?
免疫細胞には、
①病原体を食べる
②異物を体内から除去する抗体を作る
③感染細胞を消滅させる
働きがあります。
人は体温が1度上がると、免疫力が5〜6倍上昇すると言われています。
次の項目で、体温上昇作用も含めた、指圧がもたらす効能をより細かくお伝えいたします。
指圧でほぐすと体内掃除になる?
指圧には、矯正・反射といった施術直後に起こる直接作用の後に、血流の増加や自律神経のバランス改善、といった間接作用を引き起こす効果があります。
免疫細胞の働きは後者に該当します。
指圧を定期的且つ継続して受けることで得られるメリットもあわせてご案内いたします。
筋肉と血行の相互関係
肩こりや腰痛等で筋肉が硬くなると血行が悪くなり、血行が悪くなると余計に筋肉も硬くなるという悪循環に陥ります。
コリや疲れによって血液循環が阻害されると免疫力が下がり、身体はより重くだるいと感じてしまいます。
指圧に限らず、マッサージ全般においての共通目的は、
“筋肉を動かし、身体を温める” 事です。
血行が良くなって体温が上昇した結果、免疫細胞の働きが活性化され、ストレスホルモンや炎症物質の減少にも繋がっていきます。
【実例】継続的にほぐす事で起こる身体の変化
継続的に施術に来られる方々の頻度は個人差があります。
週に1回の方もいれば、1〜2ヶ月に1回の方等、その時の体調やライフスタイルに合わせて調整されています。
・扁桃腺が腫れなくなった
・口内炎ができにくくなった
・寝つきが良く、疲れが取れやすくなった
・食生活に気をつける様になった
・身体が動かしやすくなった
等、月単位・年単位ではあるものの、指圧を受ける事で、確実に体質改善や意識の変化を体感されている方が多いと感じています。
辛い時こそ他者の力を借りてまずは自己の体調を把握し、自発的により良い要素(睡眠・食事・運動)を取り入れるきっかけとして、指圧を取り入れて頂くことをご提案いたします。
指圧でほぐす事で身体が軽くなることは明白だった!
今回は身体の内側目線から、指圧によって身体が軽くなる理由を解説いたしました。
皮膚の表層からの刺激が筋細胞のみならず、血液の中の細胞にまで働きかけて活性化を促す事ができます。
何か行動を起こす時に、人は良いイメージを抱くか悪いイメージを抱くかで、その作用は大きく違ってきます。
リズミカルな一圧し一圧しで、“身体が良くなっていっている” と感じる事ができる指圧療法を、どうぞ良き機会にご体感ください。
読んで頂きありがとうございました