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施術による好転反応ってあるの?マッサージの後に気をつけるべきポイントとは?

『好転反応』とは、治療を受けた後に身体が良くなっていく過程で起こる、一時的な不調反応のことです。

症状は身体全体に発生することがほとんどであり、『揉み返し』とは区別されています。

では何故その様な辛い症状が起こり得るのか?

好転反応の理由と具体的な4種類、発生した際の対処法等について解説いたします。

 

 

目次

好転反応が起こる理由

指圧や鍼灸の施術により全身の筋肉が緩むと、血流やリンパの流れが良くなります。
そうなると、溜まっていた老廃物や毒素が身体中を巡るため、一時的なだるさや疲労感が発生します。

好転反応と揉み返しの違い

『揉み返し』とは、刺激量が強すぎる事で筋繊維が傷つき痛みが発症する状態のことです。

揉み返しを起こした箇所は痛くなる、または痛みが増してきますが、
好転反応の場合は強い痛みが起こることはなく2〜3日で症状が改善されます。

他の症状としては頭痛や吐き気が伴う場合もあります。

揉み返しが出た場合の対処法

揉み返しによって痛みが出た箇所は炎症状態ですので、その部位を冷やしてください。

10〜15分程度を目安に、保冷剤や氷を入れた袋をタオルなどで包み、アイシングします。


4種類の好転反応

好転反応の種類は主に4つのタイプ分かれます。
特徴や症状をタイプ別に解説いたします。

弛緩反応

弛緩反応とは、施術によって筋肉が緩み、溜まっていた老廃物や毒素が巡回する際に起こる症状のことです。

症状は
疲れ・倦怠感・発熱などがあげられます。

体内には溜まっている不要なものもあれば、機能しきれていない細胞や器官も存在しています。
全身の循環が良くなることで、排泄に対応しきれない状態の際に起こりやすい症状といえます。

過敏反応

過敏反応とは、治療によって血液循環が良くなり、身体の不要物の排出に加えて細胞の修復をおこなおうとした際に起こる反応です。
症状は
かゆみ・筋肉痛の様な痛み・治療箇所の炎症・発汗 などが該当します。

排泄反応

血液循環が良くなり酸素が身体の隅々まで行き渡ることで細胞が活性化され、体内の解毒作用が向上します。

そうなると老廃物や毒素を分解・排泄されることで体表や体外に現れる反応のことを排泄反応といいます。

症状は
発疹・肌荒れ・吹き出物・尿の色が濃くなる・下痢・目やに などがあります。

回復反応

血流が悪く血液がドロドロの状態を『瘀血(おけつ)』といいます。

施術により血行が悪かった箇所に刺激がいくと、滞って汚れた血液が一時的に体内を巡り始めます。
その際に発症する反応が回復反応です。

症状は
だるさ・発熱・腹痛・(女性の場合)悪血 などがあります。


好転反応が起こった時の対処法

症状こそ様々ですが、これら上記の好転反応として共通している対処法は、
休息・睡眠・保温・水分補給 です。

マッサージ直後と事後の反応

施術中もしくは施術直後は、
身体がポカポカする、眠たくなる、鼻通りが良くなる、目がスッキリする

といった即効性の効果が現れやすいです。

好転反応は、施術後半日・翌日〜3日後頃に現れやすいといわれており、
前述した様な症状が個人差によって、発症後更に1〜3日前後続く場合があります。

最も大切な対策法は睡眠です

『休息・睡眠・保温・水分補給』の中でも、特に重要な対策法は睡眠です。

本記事の冒頭で、好転反応とは
【治療を受けた後に身体が良くなっていく過程で起こる、一時的な不調反応のこと】
と述べています。

質の良い睡眠をたっぷりとることで、人が本来持っている自然治癒力が高まります。
就寝中に細胞修復やホルモン分泌が整うと、起床時の爽快感や日常の動作の軽快感が得られます。

最後に

施術によって起こり得る好転反応について解説いたしました。

施術を初めて・もしくは久しぶりに受けられる方は反応が出やすい事もあります。

マッサージや鍼灸はあくまでも良くなる状態に向かう為のきっかけと手段であり、
睡眠確保をセットとして取り入れて頂くことで個々が持ち合わせている免疫力・魅力・可能性が高まります。


ご自身への最適な施しのひとつとなる様にどうぞお役立てください。

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