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マッサージの効果は身体だけでなく脳の”幸せホルモン””にも関係していた!


マッサージを受けた時に感じる癒しや幸せ。
これには別名〝幸せホルモン〟ともいわれるオキシトシンの分泌が深く関わっています。
それでは一体、施術前と施術後でからだの中ではどういう良い変化が起こっているのか?
こころとからだの繋がりを踏まえて解説いたします。

目次

そもそも脳の幸せホルモンとは?

アドレナリン、セロトニン、インスリン等、健康に関心のある方々の多くは
これらの単語を聞いた事があるはずです。

見えないけれど、健やかな生活を送る為にとても重要なからだの機能のひとつ、
それがホルモンです。

ホルモンの役割

わたしたちのからだには、体内環境を一定の状態に保とうとするしくみがあります。

それを恒常性、もしくはホメオスタシスといいます。

ホルモンはそうした機能を調整する化学物質であり、体内のあらゆる器官で生成・分泌されています。

ホルモンとフェロモンの違い

ホルモンと混同しそうになりそうなのがフェロモン。

ですがその働きは似ている様で大きく異なります。

簡潔にいうと、

ホルモン・・・からだの内側に作用する分泌物
       
フェロモン・・・からだの外側(他者)に作用するにおい物質

となります。

ホルモンの種類とバランス

現在では100種類以上のホルモンが発見されているといわれています。

それらが 呼吸、代謝、免疫、消化吸収、循環
などの機能にはたらきかけて、からだのバランスを良い状態に保とうと作用しています。

ただ、これらにも適量があり、多過ぎても少な過ぎてもからだには何かしらの
不調をきたすとされています。

なぜマッサージ=幸せホルモン(オキシトシン)の分泌に繋がるのか?

多種多様な種類がある中で、ではなぜオキシトシンというホルモンを分泌することが大切なのか。

体内に存在する、こころとからだのつながりを担う伝達経路を紹介いたします。

幸せホルモンといわれる由来

オキシトシンは脳内の視床下部で生成され、脳下垂体から分泌されます。
そうすると、

・幸福感を得られる

・ストレスが緩和される

・免疫力が向上する

・他者を信頼できるようになる

・学習、記憶力が向上する

・恐怖心や不安を軽減する

・血圧が下がる

・よく眠れるようになる


などといった効果があらわれます。

故に、オキシトシンは「幸せホルモン」「愛情ホルモン」ともいわれ、
近年ではその活用性に関心が高まっています。

指圧やマッサージを継続して受けるメリット

オキシトシンは五感の中でも特に触覚=肌への感覚刺激によって分泌されやすいといわれています。

指圧やマッサージはいわゆる「手当て」であり、
まず触れることが医道の原点とされています。

施術を受けるメリットは、

オキシトシンが分泌される刺激が得られ、心身がゆるみます。
               ↓
ゆるむことでご自身の中にスペース(余裕)ができ、良い状態を知ることができます。
               ↓
良い状態を知ることで日々の体調の変化に意識が
向くようになり、行動が変わります。
               ↓
行動が変わることで少しずつ体調が整っていき、
疲れにくい体質に変わります。
               ↓
疲れにくい体質を維持しようとして習慣が変わり、ポジティブな状態が長く続くようになります。


つまり定期的に外部刺激=施術を受けることで、こうした良いサイクルができてきます。

あくまでも指圧やマッサージはきっかけのひとつですが、長期的な視野でとらえるとその有効性は
高いといえます。

最後に

視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚 これら五感を使ってわたしたちは常に変化しています。

指圧、あん摩、マッサージ等の療術は、その変化を体感できる手段です。

手は道具でもあり、個性でもあり、人とのつながりでもあります。

不調、病気、ネガティブな気持ちはすべて
〝良くなるために起こっているもの〟
だととらえることができれば、その時点でからだの中では良い反応がでてきます。

幸せだな、豊かだな、と感じる機会を持つことで、次第に満たされる安心感や安らぎ。

療術の良さはもちろんのこと、まずはご自身のからだに触れることに慣れるのも良いきっかけに
なるのではないでしょうか。


読んで頂きありがとうございました。

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