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肩こり解消への道は手先から!腕をほぐすと効果的な理由とは?

頸や肩のコリでお悩みの方の多くに共通しているのが、手や腕の使いすぎ=疲労です。

腕の筋肉は頸の付け根から始まっている為、手を使う動作は思っている以上に頸肩へ負担がかかっています。

反対に頸や肩の筋肉が固くなると、手の痺れや違和感が発生します。

腰痛と並んで現代人の2人に1人が悩んでいるとされる肩こりの仕組みと、ハンドマッサージの効果をご紹介いたします。

目次

肩こりを解消したいなら知るべき原因

主に僧帽筋と呼ばれる筋肉が固くこわばる事で血行不良になり、痛み・重だるさ・疲労感などを感じることを「肩こり」と言います。

中には内臓疾患が原因の場合もありますが、今回は腕の筋肉が関与して起こる肩こりの原因に注目してみます。

筋肉の起始・停止

筋肉は身体の中心に近い方から指先・足先へ向かってついています。

筋肉の起始・停止を端的にいうと
『ここから(起始)→ここまで(停止)』 という筋肉の両端を指しており、必ず関節をまたいでついています。

肩こりに大きく関わる僧帽筋は、
起始:後頭骨〜頸・胸の背骨の突起

停止:鎖骨と肩甲骨の突起
です。

腕が肩こりの原因となる身体の構造

肩関節は、別名・懸垂関節 とも言われています。

その理由は、体中の関節の中で唯一骨がぶら下がった構造をしているからです。

吊り下げられた腕の重みを支えている僧帽筋や他の体幹の筋肉は常に負担がかかっている事に加え、
デスクワーク・物を持つ・スマホの操作・家事・育児 
といった動作により、腕の筋肉の緊張が肩こりを助長してしまうのです。

手の指と肩の関連性

手の指の内、日常で最も多く使用且つ力が入るのが親指です。

親指側の筋肉は腕の外側の筋肉を経由して肩と繋がっており、
使いすぎる事で反対にあまり力が入らない小指側の筋肉とアンバランスが生じる事も肩こりの要因となります。

肩こり解消に効果的な手と腕にある3つの”ツボ”

足裏と同様に、東洋医学では〝手は人体の縮図〟とも言われています。
鍼治療をベースとして、鍼を打つ代わりに指や手を圧して刺激を与えて効果を得ようとする
『指ヨガ』というハンドマッサージの方法も、古くから考案されています。

今回はそれらも踏まえて、肩こりに効果的な手と腕のツボを3箇所ご紹介いたします。

労宮(ろうきゅう)

労宮(ろうきゅう)は、心包(しんぽう)経という、精神機能を司るといわれている経絡上にあります。
場所は、手を握った時の中指と薬指のが触れる手のひらの骨の間になります。
深呼吸・特に息を吐きながら圧すと自律神経の安定(高ぶりを抑える)や血行不良の改善にも効果的です。

合谷(ごうこく)

合谷(ごうこく)は親指と人差し指を開いた時の手の甲側の付け根の間、やや人差し指よりにあります。
肩こりの他にも、歯痛・頭痛・鼻水・喉の痛み・ストレス といったあらゆる症状に効果がある万能ツボとも言われています。
片方の親指で骨のキワを人差し指側に向かって圧し上げる様に触るとツボをとらえやすくなります。

手三里(てさんり)

手三里(てさんり)は、肘を曲げた時にできるシワから手の甲に向かって指3本分の位置にあります。
手三里は荷物を持ったり手を握ったりする際に使用する筋肉と深く関わっている為、
肩こりや腕のだるさ、寝違えなどの筋肉疲労の緩和を高めます。
他にも胃腸不良や肌荒れといった症状にも効果を発揮します。

最後に

様々な要因によって引き起こる「肩こり」について、今回は手や腕が原因の観点から、
理由とご自身でも対処できるマッサージのポイント(ツボ)をご紹介いたしました。

指圧やマッサージの施術時においても、腕だけでなく手のひらや指先まで細やかに施すと、
「気持ちよかった」「眠たくなった」「リラックスできた」
と喜ばれることが多々あります。

人との触れ合いはもちろんのこと、自分自身との対話もこれから更に重要となってきています。
手や足といった末端に、まずは触れることの大切さ・温かさをどうぞご体感ください。




読んで頂きありがとうございました。

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