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指圧が有効な頭痛のタイプと対処法。無理に受けるのはやめましょう。


指圧は様々な症状を改善することができる療術のひとつです。
特に眼精疲労や首・肩のこりからくる頭痛に対しては、圧痛点とよばれる箇所を圧すと、スーッと痛みが和らぎます。
現在は日本人の約4人に1人が頭痛に悩まされているといわれています。
ただ、効果的である施術も頭痛のタイプによっては受けない方がいい場合もありますので、今回はそのような注意点も含め、頭痛の種類と、指圧が有効的にはたらく場合、そしてそのからだの部位を解説いたします。

目次

指圧が効果的な頭痛のタイプとは?

指圧はその都度で症状を軽くすることもできますが、定期的に受けることで
筋肉や血行などの体質をバランス良く整えることもできます。
頭痛と一言でいっても症状は様々であり、例えば季節の変わり目などの気圧の変化によって
おこる時期的なものもあれば、長年の環境や生活習慣の積み重ねで患っている慢性的なものもあります。
適切な対処をするためにも、まずはどのような頭痛のタイプがあるのか解説いたします。

3大慢性頭痛

・緊張型頭痛
 後頭部から頭全体にかけての締め付け感や圧迫感がある。
 首や肩のこりを伴うことが多い。
 精神的ストレスや姿勢不良、筋肉疲労などによって血管が収縮して血行が悪くなる
 ことでおこる。

・片頭痛
 頭の片側がズキンズキンと脈打つように痛む。
 光や音、においに敏感になり、吐き気や嘔吐を伴うことがある。
 20〜40代の女性に多く見られ、睡眠不足や
 女性ホルモンの変動、偏った食事や大きなストレスから
 解放された後などで脳の血管が拡張され、周囲が炎症をおこすため痛みがおこる。
 

・群発頭痛
 片側の目の奥からこめかみにかけて、えぐられるような激しい痛みを伴う。
 発作的に数年おきに決まった時間帯に数時間続く。
 原因は解明されていない部分があるが、血管の
 拡張と自律神経のバランスの乱れによって引き起こされているといわれている。



またこれら以外でも、近年では薬の使いすぎによっておこる頭痛も増加しているといわれています。
 

指圧が緊張型頭痛に効く理由

3大慢性頭痛の内、
緊張型頭痛は血管の『収縮』
片頭痛や群発頭痛は血管の『拡張』
が要因となり痛みがおこります。

ですので、血行不良を改善できる指圧で全身、
特に頭痛に関連している首・肩・背中・腕
といった部位を重点的にゆるませることで、痛みを抑えることに有効であるといえます。

反対に、片頭痛や群発頭痛の時は施術によって血行がよくなると悪化する可能性がありますので、痛い箇所を冷やしたり、静かな暗い場所で安静にして睡眠をとることが望まれます。

セルフ指圧のつぼと方法

他者の手で癒される喜びを感じれることが指圧の魅力のひとつです。
そうはいっても、辛い時になかなか時間が取れない、スケジュールが合わないといった
場合もあるかと思います。
数十秒、数分間でもご自身でケアすることで痛みの緩和が期待できますので、
今回は特に圧しやすい場所と方法を簡潔にご説明いたします。

自分で指圧できる部位【頭・首・肩】

・天柱(てんちゅう)
 後頭部のつけ根(髪の生え際)と首の骨が交わったところにある両側の窪み。

 両手、もしくは片方の手で自分の頭を掴むようにしつつ、親指で圧すことができます。

・肩井(けんせい)
 首と肩先の真ん中、肩の筋肉の中心。

 施術を受ける際はこの部位に対してうつ伏せ・横向き、もしくは座った状態で
 親指で垂直に圧を加えます。ご自身では中指で圧す、またはこの周辺の筋肉を
 指先ではさんで数秒圧迫することも効果的です。

・太陽(たいよう)
 目尻と眉尻の中間からやや後方のこめかみにある窪んだところ。

 指先もしくは手のひらでゆっくりと指圧できます。

自分で指圧できる部位【腕】

・合谷(ごうこく)
 手の甲の親指と人さし指の骨が交わるところから人さし指のほうへ圧し、
 痛みを感じるへこんだところ。

 親指またはボールペンの丸みのある方でじんわりと圧すことができます。

・内関(ないかん)
 手首の関節から指3本分離れた、手のひらを握ったときに出る2本の腱と腱の間。

 手首を軽く掴むような状態で親指で圧すことができます。

・手三里(てさんり)
 ひじを曲げたときにできる横ジワから手首に向かって指3本分のところにある圧痛点。

 テーブルなどにひじを置いた状態であれば、親指以外にも人さし指や中指で圧し 
 やすくなります。

まとめ

頭痛のタイプと原因を基に、指圧で改善できる理由と方法を解説いたしました。
ご自身で実際に部位を圧してみるのと、施術を受けるのとでは感じ方が異なるので、
それもまた、おからだが良くなる新しい発見につながると思います。

興味のある方は、お辛い状態を解消できる情報としてどうぞお役立てください。




読んで頂きありがとうございました。

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