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指圧  鍼灸 

指圧と鍼灸の相性って良いの?驚くべき相乗効果について徹底解説!



〝みんなちがって、みんないい〟
金子みすゞ氏の詩の一節にあるこの言葉の様に、人でもモノでもそれぞれの良さがあります。
それは手技療法においても同様です。
そしてそれらを組み合わせることで効果が高まる相生(そうせい)関係もあります。
今回は指圧とも相性の良い鍼とお灸について解説いたします。

目次

そもそも鍼灸の良さとは?

あなたは鍼とお灸に対してどのようなイメージを持っていますか?

〝鍼は痛い〟〝お灸は熱い〟

等、未体験の方にとっては少し身構えてしまう風に想像されるかもしれません。

しかし、実際に施術を受ける前と後では、意識も感覚も大きく広がります。

その入り口となる鍼灸の特性をご紹介いたします。

なぜ鍼を刺すのか

ウイルスや細菌が体内に侵入した際、免疫細胞である様々な白血球が活性化され、
発熱や咳、くしゃみ等の抵抗反応として外敵や異物を攻撃し、からだを治癒します。

鍼治療はこの原理を用いています。

鍼もからだにとっては「異物」です。

コリや痛み、だるさを感じる部位に鍼を刺すことで、そこに異物を排除しようと集まった
白血球が、結果的に細胞を修復・改善してくれます。

お灸の方法と効能

お灸に使用する艾(もぐさ)の原料は、ヨモギというキク科ヨモギ属の葉の裏にある
線毛からできています。

体表に直接もしくは間接的にもぐさを置いて主に線香で点火し患部を温めます。

お灸の種類は大きく2つに分類されており、

・有痕灸・・・やけどをするくらいの温熱性の(侵害)刺激による治療法

・無痕灸・・・心地よい程度の温熱刺激による治療法


例えば、イボやウオノメには患部を焼き切る焦灼灸(有痕灸)という灸法を用いて
局所を破壊し、かさぶたが剥がれ落ちることで皮膚を再生させることができます。

当サロンでは灸頭鍼(無痕灸)という灸法を用いる事が多く、鍼の上にもぐさをのせて
燃やし、患部周辺を幅広くあたためることができる輻射熱で治療効果を高めています。

指圧と鍼灸の以外な共通点

鍼もお灸も指圧も手段は異なりますが、共通しているのは
〝人が本来持っている能力=自然治癒力を発揮させる〟ことを目的としています。

その時々の状態に適した施術を受けれる事は、東洋医学の大きな魅力です。

呼吸からみる海との不思議なつながり

リラックスしている時は当然ながら呼吸も落ち着いています。

一説によると

1分間に波が海辺に打ち寄せる回数は18回

人の呼吸数も1分間に18回

2倍にすると36=人の平均体温

36の2倍は72=人の平均脈拍数

72の2倍は144=人の血圧

144の2倍は288=赤ちゃんが母親の胎内にいる日数


というように、人のからだも自然に同化していると言えます。

ヨガでもラジオ体操でも太極拳でも、大事なのは〝呼吸〟です。

深呼吸をするだけでもからだは緩みます。

最後に

去年から引き続き、現在も多くの方々が至るところで我慢や制限をかけられて生活しています。

しかし、いくら疾病での混乱期が続いているとはいえ、
過度なアルコール消毒や炎天下でのマスク着用は果たして自然でしょうか?

マイナスな情報ばかりに囚われて、本来個々が持ち合わせている素晴らしいからだの機能を
抑圧してはいないでしょうか?

指圧も鍼もお灸も、自然な状態に還ることができる手当てです。

必要な時に取り入れて、こころもからだも大事にしてください。


読んで頂きありがとうございました。

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