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指圧 

様々な【もみほぐし】がある中で【指圧】をすすめる理由。

 


指圧を受けたことがありますか?
疲労、痛み、ストレス・・・からだに何かしらの不調を感じた際に、
ひとりの時間を持ちたい時もあれば、誰かの協力を得て癒したい時もあるかと思います。
今回は後者の場合に、選択肢として入れて頂きたい手技療法の良さについてお話いたします。

目次

代表的な3つのもみほぐしとは?

『マッサージ』という言葉は既に聞き慣れている方が多いかと思われます。

実際の手法としては大きく3つ(あん摩・マッサージ・指圧)に分かれており、
どの方法を主として受けるかによって施術後の満足度や効果が異なります。

順に説明いたしますので、イメージをして頂きながらどの方法が好みか見つけてみて
ください。

あん摩

衣服の上から主に筋肉を対象とした、もむ・こねる・つまむ・ゆらす・たたく等の
手技を組み合わせてリズミカルな刺激を与え、からだの機能を調節する。

中心部(体幹)から末梢部(手足)の方向へおこなう遠心性。中国発祥。

マッサージ

皮膚に直接触れて、術者の手によってなでる・さする・もむ等をおこなう。

摩擦により皮膚が痛まないように、オイルやクリーム、パウダー等を使用する。

末梢部から中心部にかけた求心性でおこない、血液やリンパ等の循環系へアプローチして
体質改善を図る。リラックス効果も高い。ヨーロッパ発祥。

指圧

衣服の上からからだに現れる反応点(つぼ等)を対象として、一点圧を主体として
全身を押圧する。

米国の整体療術(オステオパシー、カイロプラクティック等)の良所と古来あん摩、
柔道の活法を合わせて作られた日本独特の手法。

主に神経と筋肉を対象として自然治癒力の働きを促し、不調なからだの快復をおこなう。遠心性。


これらの手法をおこなえる術者は『あん摩マッサージ指圧師』といわれ、
まとめてひとつの資格で認定されています。

故に、免許取得以降どれに重きを置いて施術をおこなうかで術者の個性が出てくる
面白い職業とも言えます。

なぜ指圧を勧めるのか

そもそもどうしてわたしが指圧をお勧めしているかというと、
「自分自身が受けて元気になったから」 それが最大の理由です。
 
良いと思うものを皆さまにも知って頂きたい、その一念で日々活動しています。

指圧との出会いと体感

わたしはあん摩マッサージ指圧師の免許取得後、すぐには開業せず京都の
とある治療院に勤めました。
 
その頃は手技がほとんど定まっておらず、ただ力任せの様なやり方で働き、
度々からだを壊していました。

そんなある日、ひとりの同僚の方が「ちょっと横になって」と言って
施術をしてくれました。
 
1時間近く受けた様に感じましたが、時計をみると約15分程しか経っておらず、
それなのに全身がとても軽くなった事に衝撃を受けました。

指圧を行い続けると病気にならなくなった

以降、少しずつ手法を指圧へと固めていくと様々な変化が起こりました。
 
疲れない、体幹が整う、体温が上がる、よく眠れる等、肉体的にも精神的にも
改善されて、不調な症状が全くと言っていいほど出なくなりました。
 
それに応えるかの様に、受けた方々にも同様の良い反応が増えていき、
仕事に対しての楽しみや喜びと同時に確かな手応えも感じる様になり、今に至ります。
 

指圧の三原則と効果

術者と受者双方の体調が良くなる手技・指圧。

施術する上での三原則というものがあります。

 1 垂直圧の原則
   無駄な力の分散を抑え患部に有効な圧がかかる。受者への負担が軽減する。
 
 2 持続の原則
   3〜7秒間の持続をすることで圧が深部まで浸透する。
   時間の長短によって鎮痛や興奮等の目的に変化させることができる。

 3 集中の原則
   精神と技術の一致。また受者の意識や状態を感じ取り、適切な施術をおこなう。


これらをふまえて施術をすることで、受者は

 ・筋肉のこりや痛みがとれる

 ・からだの歪みを矯正・調整できる

 ・内臓機能の変調を正常化する

 ・血流が良くなる

 ・自律神経が安定する
 
 ・免疫力が高まり自然治癒力が活性化する


といった効果が得られ、健康の増進もしくは維持を図ることができます。

〝My Body My Choice〟 選択できる自由を活用してください

昨今の疫病の流行により、従来の価値観や意識は大きく変化しています。

風潮としては、しては「いけない」事が蔓延し、窮屈な状況で生活を強いられている方々が
少なくない様に見受けられます。

だからこそ、内面に目を向けてご自身のからだの良さ・可能性を再発見してみては
いかがでしょうか?

わたし自身の体験をふまえて今回は主に指圧の良さについてお話しましたが、
あん摩やマッサージ、他にも鍼やお灸といった手法ももちろんそれぞれ魅力があります。
 
全てに共通しているのは

「自分のからだは素晴らしいものなんだな、と教えてくれるきっかけとなり得るものである」

ということです。

お心が向いた良き機会に、無から有を生み出せれる療術の面白さを
どうぞご体感ください。


読んで頂きありがとうございました。

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